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 この道具で職人さんが作ります。



 

革の染め、革のカット、装飾糸作りは、それぞれ別の職人さんの手作業です。
もしも 1 人だけでプフを 1個作る場合は、2日かかる計算になります。


革の染料は、ソレイユ内で 4日~5日かけて ほんの少しずつ調合しながら作ります。



  プフのうち、ブーケとスュクルとロッカの型は、
たったひとりの職人さんにお願いしています。
5 畳くらいの工房で、若い頃から何十年もずっとプフだけを作っている職人さん。
気が付いたらもう、15年近いお付き合いになっていました。


15年経った今でも アルファベットが読めない 75才の職人さんが丁寧にカットして、
80才の染め職人さんが革の色染め作業を行ない、糸職人さんが装飾糸を作ります。




  モロッコのプフは、ほとんどがヤギの革です、厚く丈夫でプフに適しています。
羊革はやわらかく、あまり強く無いので、プフよりも室内ばきに使用する事が多く、
牛革は高額すぎるのでほとんど使用しません。

プフに使 用する糸は 2種類。 刺繍用と、革と革の つなぎに使う装飾のある糸です。
細く光沢がある糸 (上の左) を、糸職人が 1 本ずつ よって、装飾がある糸 (上の右の束) を作ります。



  刺繍をする革に厚い台紙を貼付けてからカット。


台紙を貼るための糊は、昔ながらの製法の 手作り。 日持ちするので 多めにコネます。





  刺繍は、15年前から担当している女性の方が自宅に持ち帰ってほどこします。
いつでも手を抜くことが無く、1針1針、とても丁寧に刺繍して下さいます。

プフに使 用する糸は 2種類。 刺繍用と、革と革の つなぎに使う装飾のある糸です。
細く光沢がある糸 (上の左) を、糸職人が 1 本ずつ よって、装飾がある糸 (上の右の束) を作ります。




  女性による刺繍が出来上がったら、立体の形に革を継ぎ合わせていきます。

ミシンは使わず、装飾糸で 革と革を継ぎ合わせます。 
1 cm幅の革バンドで、職人さんの膝の上に革を固定します。

革に 目打ちします。
目打ちした穴に、糸が付いた細い針を 右と左の両方から差し込み、針を抜かないで 途中で止めます。

2 本の針を刺したまま、針に手づくりの装飾糸 ( 画像ではクリーム色 ) をクルクル巻き付けます。

巻き付けは 、クルクルクルと、 3 回。

巻き付けをしたら、貫通せずに途中で止めておいた 2本の針を全部 通し抜きます。
( 右手と左手で、ぎゅーっと引っ張って通し抜きます )


これを延々と繰り返して、革と革を継いでいきます。



シンプルなプフでも、この 巻き玉が 2000 個くらいあります。
ミシン縫いと異なり、とても可愛い装飾による革と革の継ぎ手法ですが、気が遠くなる作業の多さです。


巻き玉の色を 交互にほどこすデザインもあります。
プフ・ブーケ(上右画像)というデザインの品物には 巻き玉が 3000 個くらいあります。



  革の端きれも、大事に利用します。
革の裏をナイフで丁寧に そぎ落として、テープ状にして、プフの縁どり用に使います。




  プフの中は 手仕事の苦労がたくさん。 プフの底も、ファスナー以外の場所は全て 手縫いです 。
 




お手入れの方法


 中味は、できるだけパンパンに詰めて下さい。
中味に余裕があると革と刺繍の間に隙間が出来て、刺繍のほつれや革のヨレが生じます。

中材は、ふとん綿、木めん綿、パンヤ綿、ウレタン、モミガラ、 小さく切った古い衣類、
発砲スチロール、古くなった布団綿など、何でも構いません 。

増 田 製 綿 工 場 さ ん

http://tsukuba-cotton.jp
綿の通信販売をしていらっしゃるようです。( ふとん綿、パンヤ綿、リサイクル綿など )



古い衣類などを詰める場合は、すきまに綿を詰めてあげると きれいに仕上ります。
また、中材に衣類などを詰める場合は、今後使用しない物のみ詰めて下さい。

木めん綿 100 %の場合は、つぶれて来たら布団屋さんで打ち直しが出来ます、
打ち直しをすると新品同様になります。もしくは御自宅でほぐして天日干しをして詰めて下さい。
( モロッコのご家庭も定期的に出して、ほぐして干して、また詰めています )


ソレイユのお勧めの素材は、発砲スチロールと、ウレタンです。

ウレタンは、格安衣料ショップなどで、厚さ5cmほどあるシート等が安価で販売されています。
プフの内側の上面にこちらを入れて、真ん中あたりには古い衣類などを詰め、さらに隙間に綿を詰め込むと、
安価で、綺麗に仕上がります。


寝具でよく使用されている高反発マットレス素材や、低反発マットレス素材でも大丈夫です、
使い古した物があればご利用ください、高反発のほうが硬めなので沈みがあまり無く
使いやすいと思います。


発砲スチロールは、100円ショップにある、やや大き目のブロック型がお勧めです。
いくつか積み重ねてテープで留め、プフの真ん中に詰めて、隙間に綿や衣類を詰めて下さい。
円柱型や、角型のプフに詰めると、カッチリ綺麗に、軽く仕上がります。


ウレタンと発砲スチロールを組み合わせて入れ、隙間に綿や古布を入れる方法も、
お勧めです。



 新しい革製品は、革の匂い が残っています。 モロッコからの輸送の際、
2 週間もビニール袋に密封されているので、革の匂いが強くなっています。
さらに、 日本は湿気がとても多い国なので、 革の匂いが余計に 強く感じられます。
ご住所にプフが届いた直後が一番 革の匂いがきつい為、数日間、外で干して下さい 。


モロッコ・マラケシュの日光は強くて痛いくらいで、 陰干しでも洗濯物がすぐに乾くほど乾燥していますが、
革には丁度良い気候です。 日本の場合は、陽の下で干しても全く構いません。 
日本の湿気を含んでいる革は重く、モロッコにある時よりも感触がグニャっとしています。
定期的に屋外で干す事が難しい場合は、あらかじめ室内の日当りの良い場所に設置すると良いです。


夜は湿気が増えます、せっかく日中に干して乾燥しても、夜まで出しっ放しにすると、
また湿気を含んでしまい、せっかく干した意味が無くなってしまいますので、夜間や、曇りの日は、
必ず室内に入れて下さい。汚れやホコリよりも、湿気を取り除く事を、まず最優先でお取扱い下さい 。




ソレイユのプフの革は、革の厚みや質感よりも 革の匂いを優先にして職人さんに選んで頂いています。
その為 、モロッコ国内の一般店で販売されているプフよりも革の匂いは気になりませんが
天日干しを行った後も匂いが気になる場合は、靴の匂い消しスプレーなども効果がございます。



 保管の際は 密封せずに、風通しの良い場所に置いて、常に革に含まれる湿気を飛ばしてください。
ビニール に入れてしまうと、革の匂いがこもってしまいますし、湿気によるカビの原因にもなります。


 もしも革を補修する際は、100 円ショップの製品で構いませんので
「 瞬 間 接 着 剤 」で、「 革 」 に 使用できる製品が良いです、早めの接着をお勧め致します。


 モロッコ内の全てのプフ工房は、下記のような、お椀型の状態でプフを保管しています。
その為ソレイユからの発送の際も、この状態で梱包いたします。



 ソレイユのほとんどのプフは、濡れた布で拭いても問題ありませんし、色落ちもいたしません。
ナチュラルスキン(染色をしていないナチュラルベージュ)のプフの場合のみ、水が浸みますので、
その品物の詳細ページのほうに加筆させて頂きます。





ナチュラルスキンの品物のみ、ご注意

(染色をしていないナチュラルベージュ)

 ナチュラルスキン(染色をしていない物)のプフに使用する革は、革本来のキズができるだけ無い物を
まず最初に選んで 取置きしておきます。そのような配慮をしても、ナチュラルのままの革の表面には
革加工の際に出来る革のカスレなどが残りますので、何卒ご理解の上 ご購入下さい。
( 革の上に 染色加工をしているプフの場合は、革本来のムラが 塗装液で埋まって見えなくなっています )


 ナチュラルスキンの場合は、最初は革本来のムラが目立ちますが、 使用していく間に革の色が
少し濃くなっていきますので、革のムラや小さい汚れも次第に目立たなくなっていきます。
もしも小さな革ムラ等でも気になりそうなお客様は、 塗装してある革のプフをお選び下さると、ソレイユのほうも安心です。





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