<< 素材と工房のお話 トップページへ

  

  

 
   
     


モロッコ で ひとつずつ 編まれている カゴの 本 体 は 、 アジア 系 の カッチリ 出 来 上がった カゴとは 違い 、
ほのぼの とした 手 作 り らしい 自 然 な アウトラインと 、 深い 味わいが 特 徴 です 。


砂 だらけの 田 舎で 、 普 通の 女 性 達 が 編んでいる カゴ が マラケシュに 届くので 、 最 初 は 砂だらけです 、
その カゴに 、 マラケシュの 革 工 房が 持ち手を 付けて 、 バッグにします 。


カナダ 、 アメリカ 、 スペイン 、 フランス 、 オーストラリア 、 デンマーク 、
いろんな 国の 人が 、 たった 1 人 しか 職 人さんが いないような 小さな 革 工 房 にも 、 たくさん カゴバッグを 注 文 していきます 。

アメリカ 人が オーダーする カゴ バッグ は ビックリするくらい 大きくて 、 日 本 人 用 は どの 国 よりも サイズ が 小さめです 。


     

 下 記 は 、カゴ に 革 を 縫い 付けるための 3 点 セット です 。

 太くて 大きい 針 を 使います 。 そして 植 物 繊 維 の 白い 糸と 、 それを 強く 丈 夫 に 固める 黄 色 いワックス 。
 ワックス は 計 り売 りです 。

 白 の 糸 は 、 ワックス で キュキュっ と 何 度 も しごいて 、 強くしてから 使います 、
 これで お 水 にも 強くなりますし 、 少し 黄 色くなるので ラフィアの 色とも 馴 染みます 。

     

 カゴ バックに 縫い 付ける 革 は、 主 に 、 ヤギ や 羊 の 革 を 使います 。
 1 枚 ずつ 、 手 で 何 度 も 重 ね 染 めをしてから 、 下 書 きを して 、 ハサミ で チョキ チョキ 。

 長 い 部 分 は 、 肩 掛 け バッグ の 持ち 手へ 。  短 い 部 分 は ひじ 掛 け バッグ の 持ち 手へ 、 など 、
 小さい 穴 ぼこや 、 革 の ムラ などを 避けながら 、 ムダ が 無いように カットします 。

     

 何 度も 重 ね 染 めした 大 きな 革 を 、 カゴ バッグ の 縁 取り 用に 、 古 い 鉄 の ハサミ で ひとつずつ カット 。
 これを カゴ の 縁 に 縫い 付けます 。

     

 この 工 房 の 職 人さんは 、 デザイン したり 、 チクチク 縫う 作 業 は 好きだけれども 、
 その 代わりに 強 度や 機 能 には 、 いまひとつ 興 味が ありません 。


 この 工 房 も 、 3 人 くらいで 作っています 。 これは 革 底 付き の カゴバッグの 、 底 の 部分を 作っているところ 。
 カゴの 底 の 、 だ 円 形 に 合わせて 革 を カット 。  この 後 、 ミシンで 、 革 底 の 横 面を 縫い付けます 。

 そして 出 来上がった 革 底 を 、 カゴ の 本 体 に 、 手 で 縫い付けます 。
 こちらの 職 人 さんは 、 いつも 強 度 を 気にします 。

     


 バッグ の 持 ち 手の 付け 根 に 使う 革 。 型 抜 き を した 物を 1 枚 ずつ 、 手 で 染 めて いきます 。
 乾 いたら 塗って 、 また 乾いたら 塗って ・ ・ ・ 、 を 、 何 度 も 何 度 も 繰り 返します 。

     








 ご く 普 通の 、 軽 め の 素 材 ・  タ ザ の カ ゴ



一番 ポピュラーな カゴ の 本 体 は 、 タザ という 田 舎 の 町 で 編まれています 。
きちんとした 工 房 などでは 無く 、 田 舎 の 内 職 仕 事 で 、 1 個 のカゴ を 編み 終える までには とても 時 間が かかります。

何 人 もの 女 性 が 編んだ カゴ が 、混ぜて 重ねられて 、 タザの 市 場 に 売りに 出されます 。
それを マラケシュまで 運 び 、 マラケシュの 革 工 房 が 手 染めした 革 の 持ち手を つけます 。

タザ の 草 は 平たくて 軽いので 、 編 み 目 が 均 一 に なりやすく 、 見 た 目も 綺 麗 です 。 その 為 、
日 本 で 使 用する 場 合 は 、 外 出 用 に 一 番 適しており 、 お 子 様 用 にも この 素 材の カゴ が おすすめです。

* 画 像 の カゴ の  持 ち 手 の 部 分 だ け は 、 「 ア ブ ダ 」  の 素 材 に なります 。

 







 かたい 素 材 で 、 ザ ク ザ ク 編 み す る ア ブ ダ の カ ゴ

 

ヤシ の 葉 の 固い 素 材 で 編 まれて いる カゴ 。  ( サイト に 「 アブダ を 使 用 」と 記 載 しています 。 )
とても 固 い ので 、 編 む 人 も 大 変 ですが 、 そのかわり 、 ものすごく 丈 夫 に 出 来 上がります 。

カゴ の 編 みが ぴょん ぴょん 跳 ね た 部 分 を そのまま 残 し 、 ザクザク した 雰 囲 気 に 編 む 事 により 、
田 舎 っぽくて 素 朴 で 懐 かしい 雰 囲 気 に 仕 上 がります 。

とても 丈 夫 な 素 材 の 為 、 モロッコ では 、 ナッツ を 入れて 歩きながら 販 売したり 、
パン 焼 き 窯 で 出 来 た パンを たくさん入れて 、 レストラン に 持って行ったり 。  一番 実 用 されています 。

古く なるにつれて 茶 色く なって ツヤも 出て 、 いつまでも 飽 きの 来ない アブダの カゴ 。
ボロボロ に なる 頃 が 一 番 かわいくなります 。

カゴ の 中では 一番 おすすめの 素 材 なのですが 、 あまりにも ザクザクした 編 み 目と 、 ササクレ だらけの 固 い 葉 が
日 本 の お客さまには 不 良 品 に 見られそうで 不 安 も 残ります 。
お 出 かけ 用 では 無 く 、 まったくの 実 用 重 視 。 キッチン や お 部 屋 で 使う ほうが 適しています 。

 







 
水 草 の 茎 を 使 う 、 かたい ストロー 素 材 の カ ゴ

  
  

水 草 の 茎 なので 、 茎 が 折 れ やすく 、 少 し 重 く 仕 上 る のが 難 点 ですが 、 長 持 ち します 。
真 直 ぐ な 素 材 なので 、 角 型 の カゴ を 作 る 際 に は 最 適 、

他 の 素 材 よりも 黄 色 味 が 強 く 、 日 本 の い草 の 香 り が します 。

* 上 の 画 像 の カゴ の 持 ち 手 の 部 分 だ け は 「 ア ブ ダ 」  の 素 材 に なります 。







  
ヤ シ の 繊 維 、 パーム と 呼 ばれる カ ゴ 素 材

 

清 潔 感 が ある 白 っ ぽい 色 で 、 やわらかく 、 他 の カゴ よりも かなり 軽 い カゴ に 仕 上 ります 。 
立 体 感 の ある 透 かし 編 み に します 。

 














 カゴ の お手 入 れは 、 水 を 含んだ 布 で ラフィア を たたくように 拭いて ください 、
 もしくは 、 水 で 丸 洗 い が 出来ます 。 ( 画 像 は 、 アブダ の カゴ )

 ソレイユ では 、 水 で ザブザブ 丸 洗 いしながら 、 ブラシ で ゴシゴシ 汚 れを 落とします 。
 あまり 汚れていない カゴ は 、 濡 れた 布 で 拭 きます 、 拭 いている 途 中 で 、 布 が すぐに 真 っ 黒 に なってしまいます 。

 水 分 を 与えたら 、 乾かします 。 丸 洗 いした カゴは 、 普 通の 上 向 きで 干し 、 少し 乾 いたら 今 度 は 逆さにして 干します 。
 干しながら 、 湿って いる 間 に カゴ の 形 を 手 で グイグイ 整 えると 、 でこぼこ した 形 も 直ります 。

  

 カゴ は 、 使 いこんで 底 が まるく 膨 らんで しまっても 、
 水 を かけたり 、 水 に 浸したりして 、 水 分 を 十 分 に 吸わせた 後 で 、 手 で 思いきり グイグイ ひっぱれば 
 最 初 の 形 に 戻っていきます 。

 お 届 けの 輸 送の 際 に 少し つぶれても 、 ご 使 用 頂く 間 に 、 田 舎 の 人 が 編 んだ 最 初 の 形 に 戻 ります 。

 使 いこんだ 後 のような ポッテリ した 丸い アウトライン に したい 場 合 は 、
 カゴ を 水 で 濡らしてから わざと 重 い 物 を 入れておいたり 、
 手 で ラフィア を ぎゅっ ぎゅっ と 、 編 んである 目 の 順 に 合わせて ひっぱっていって下さい 。 丸い 形に できます。


 カゴ を 水 拭 き した 後 は 、ブラシ で 磨 いて ツヤ を 出して あげてください 。 ( ハブラシ でも 構 いません 。 )

 ササクレ が 目立っていたら 、 カットして 下さい 。 アクセサリー を 作 る お 店 で 販 売 している 、 良く 切れる ニッパーか 、
 もしくは 、 まゆ毛 を カットする ハサミ が 一 番 切 れ 味 が 良いので 、 それらを ご 使 用 ください 。


 最 後 に 、 靴 クリーム の 売 り 場 に ある 靴 磨 き 用 の スポンジで
 編 み 目 に 逆らわないように 、 キュッキュッと 、 よく 磨いて 頂ければ 、 ものすごく ツヤ が 出てきます 。

 革 の 所 も 、 同 じ く 靴 磨 き 用 の スポンジ で 拭いてください 。

 粉 の 染 料 で 染 めた 茶 色 の 革 は 、 うっすら 白い ものが 浮き 出て くる 事 が ありますが 、
 それも この スポンジ で 簡 単 に 取れるので 大 丈 夫 です 。



 バッグに 鋲 の 金 具 が ついている 場 合 は 、 錆 び 防 止 の 為 に 、 定 期 的 に スポンジ で サッと 磨いてください 。
 自 然 染 め の 茶 の 革 と、ナチュラル 革 以 外 の 素 材 の 場 合 は 、 サビ 取 り クリーム ( 1 0 0 円 の 物 で 大 丈 夫 です ) を 、
 金 具 部 分に 塗って 磨 いてください 、 または 時 々 、指 の 腹 などで 拭く だけでも 、 サビ 止めの 効 果があります 。

 

 自 然 な染 め の 茶 の 革と、ナチュラル 革 は 、サビ 止め クリームを 使 用 すると 、 その 部 分 の 革 の 色 が 濃くなってしまうので 、
 クリーム は 使 用 せずに 、 靴 磨 き 用 の スポンジで 拭く だけに して 下さい 。



 保 管 する場 合は 、密 封 せずに 、紙 などの 通 気 性 がある 袋 に入れるか 、袋 や 布 を カゴ の 上から フワッと かけるだけに して下さい 。

 陽 が 当たると 色 が 変わっていきます 、 直 射 日 光 などが 当 たらず 、 かつ 、 風 通し の 良い 場 所 に 置き 、
 数 個 を 重ねる 場 合 は 横 に 寝かせて下さい 。

 時々 、1 ~ 2 時 間 、陽 に 当てて 、革 と カゴ に 含まれている 湿 気 を 全 て 飛ばして下さい 。

 朝 と 夜 は 外 気 の 湿 気 が 多くなり 、 陽 も 無い 為 、 外 に 出しっ放しにしてしまうと 水 分 を 吸ってしまいますので 、
 昼 以 外 は 干しっぱなしにせず 、 必ず 室 内 の 風 通しの 良い 場 所 に 移 動してください 。


 時 間 が 経つごとに どんどん 風 合いも 変わり 、 お 手 入れ に よって 味 が 出てきます 。
 気が 向 いた 時 に 簡 単 に お手入れをして 、 モロッコ の 方々の ように 、1 0 年 、 2 0 年 、ご使用に なられて下さい 。


 







 *モロッコの カゴの、仕上がり具合に ついて


 モロッコ の カゴは 、 底 から 上 に 向かって 斜 め に 編んで いく為 、 最 後 の 段 ( 一 番 上 ) に 段 差 が 出ます 。

 ラフィア の 大きさや 、 編 む人 の 締め 具 合 などでも 、 高 さ が 全て 異なります 、
 S サイズ の カゴ は 表 示と 2 cm くらいの 高 さ の 差 、 M サイズ は 2 ~ 3 cm 位の 差 までは 、 ご了承ください 。


 羊 や、ヤ ギ の 革 は 、 最 長 部 分 が 6 0 c m 程 です 。
 大 きい 羊 革 でも 、 最 長 部 分 は 9 0 c m 程 なので 、 長さを 必 要 とする デザインの バッグ は 割 高 に なります 。
 カゴ の 縁 べりに 使 う 革 も かなりの 長さが 必 要 なので 、 カゴバッグ の 縁 べり には 革 の 継 ぎ 目 が あります 。


 革 を 染 める 時 は 、小さい スポンジで 、 乾 き を 待ちながら 、 何 度 も 何 度 も 重 ね 塗 りしていきます 。
 粉 の 染 料 で 染 める 場 合 は 、 革 に 染 め ムラ が 残ります 。
 染 料 の 濃 さ が 同じでも 、 革 が 異なると 、 染 め 上がりの 濃 さ や 、 色 味 も すこし 異なります 。


 キズ の 無 い 革 は あまり 無 く 、 染 色 した 後 も 革 の キズ は そのまま 残ります 、
 革 そのものに 初めからある 掠れや キズは 、 大きい キズ の 場 合 は はじきますが 、 あまり目立たない 場 合 は 、 そのまま 使います 。

 革 の カットには 、 機 械 などは 使 っておらず 、 1 枚 の 革 を ひとつひとつ ハサミ で カットしているので 、
 カット 面には 手 作 業 の 雰 囲 気 が 残ります 。







 << 素材と工房のお話 トップページへ


  


.