かたい 素 材 で 、 ザ ク ザ ク 編 み す る ア ブ ダ の カ ゴ
ヤシ の 葉 の 固い 素 材 で 編 まれて いる カゴ 。 ( サイト に 「 アブダ を 使 用 」と 記 載 しています 。 )
とても 固 い ので 、 編 む 人 も 大 変 ですが 、 そのかわり 、 ものすごく 丈 夫 に 出 来 上がります 。
カゴ の 編 みが ぴょん ぴょん 跳 ね た 部 分 を そのまま 残 し 、 ザクザク した 雰 囲 気 に 編 む 事 により 、
田 舎 っぽくて 素 朴 で 懐 かしい 雰 囲 気 に 仕 上 がります 。
とても 丈 夫 な 素 材 の 為 、 モロッコ では 、 ナッツ を 入れて 歩きながら 販 売したり 、
パン 焼 き 窯 で 出 来 た パンを たくさん入れて 、 レストラン に 持って行ったり 。 一番 実 用 されています 。
古く なるにつれて 茶 色く なって ツヤも 出て 、 いつまでも 飽 きの 来ない アブダの カゴ 。
ボロボロ に なる 頃 が 一 番 かわいくなります 。
カゴ の 中では 一番 おすすめの 素 材 なのですが 、 あまりにも ザクザクした 編 み 目と 、 ササクレ だらけの 固 い 葉 が
日 本 の お客さまには 不 良 品 に 見られそうで 不 安 も 残ります 。
お 出 かけ 用 では 無 く 、 まったくの 実 用 重 視 。 キッチン や お 部 屋 で 使う ほうが 適しています 。
水 草 の 茎 を 使 う 、 かたい ストロー 素 材 の カ ゴ
水 草 の 茎 なので 、 茎 が 折 れ やすく 、 少 し 重 く 仕 上 る のが 難 点 ですが 、 長 持 ち します 。
真 直 ぐ な 素 材 なので 、 角 型 の カゴ を 作 る 際 に は 最 適 、
他 の 素 材 よりも 黄 色 味 が 強 く 、 日 本 の い草 の 香 り が します 。
* 上 の 画 像 の カゴ の 持 ち 手 の 部 分 だ け は 「 ア ブ ダ 」 の 素 材 に なります 。
ヤ シ の 繊 維 、 パーム と 呼 ばれる カ ゴ 素 材
清 潔 感 が ある 白 っぽい 色で 、 やわらかく 、 他の カゴよりも かなり 軽い カゴに 仕上ります 。
立 体 感 がある 透かし編みにします 。
上 野 動 物 園 の パンダの シャンシャンが、赤ちゃんの時に 入っていたカゴは
この編みかたの カゴです。
★パンダの赤ちゃん
http://www.yomiuri.co.jp/stream/?id=06956&ctg=45&page_no=1
カゴ の お手 入 れは 、 水 を 含んだ 布 で ラフィア を たたくように 拭いて ください 、
もしくは 、 水 で 丸 洗 い が 出来ます 。 ( 画 像 は 、 アブダ の カゴ )
ソレイユ では 、 水 で ザブザブ 丸 洗 いしながら 、 ブラシ で ゴシゴシ 汚 れを 落とします 。
あまり 汚れていない カゴ は 、 濡 れた 布 で 拭 きます 、 拭 いている 途 中 で 、 布 が すぐに 真 っ 黒 に なってしまいます 。
水 分 を 与えたら 、 乾かします 。 丸 洗 いした カゴは 、 普 通の 上 向 きで 干し 、 少し 乾 いたら 今 度 は 逆さにして
干します 。
干しながら 、 湿って いる 間 に カゴ の 形 を 手 で グイグイ 整 えると 、 でこぼこ した 形 も 直ります 。
カゴ は 、 使 いこんで 底 が まるく 膨 らんで しまっても 、
水 を かけたり 、 水 に 浸したりして 、 水 分 を 十 分 に 吸わせた 後 で 、 手 で 思いきり グイグイ ひっぱれば
最 初 の 形 に 戻っていきます 。
お 届 けの 輸 送の 際 に 少し つぶれても 、 ご 使 用 頂く 間 に 、 田 舎 の 人 が 編 んだ 最 初 の 形 に 戻 ります 。
使 いこんだ 後 のような ポッテリ した 丸い アウトライン に したい 場 合 は 、
カゴ を 水 で 濡らしてから わざと 重 い 物 を 入れておいたり 、
手 で ラフィア を ぎゅっ ぎゅっ と 、 編 んである 目 の 順 に 合わせて ひっぱっていって下さい 。 丸い 形に できます。
カゴ を 水 拭 き した 後 は 、ブラシ で 磨 いて ツヤ を 出して あげてください 。 ( ハブラシ でも 構 いません 。 )
ササクレ が 目立っていたら 、 カットして 下さい 。 アクセサリー を 作 る お 店 で 販 売 している 、 良く 切れる ニッパーか 、
もしくは 、 まゆ毛 を カットする ハサミ が 一 番 切 れ 味 が 良いので 、 それらを ご 使 用 ください 。
最 後 に 、 靴 クリーム の 売 り 場 に ある 靴 磨 き 用 の スポンジで
編 み 目 に 逆らわないように 、 キュッキュッと 、 よく 磨いて 頂ければ 、 ものすごく ツヤ が 出てきます 。
革 の 所 も 、 同 じ く 靴 磨 き 用 の スポンジ で 拭いてください 。
粉 の 染 料 で 染 めた 茶 色 の 革 は 、 うっすら 白い ものが 浮き 出て くる 事 が ありますが 、
それも この スポンジ で 簡 単 に 取れるので 大 丈 夫 です 。
バッグに 鋲 の 金 具 が ついている 場 合 は 、 錆 び 防 止 の 為 に 、 定 期 的 に スポンジ で サッと 磨いてください 。
自 然 染 め の 茶 の 革 と、ナチュラル 革 以 外 の 素 材 の 場 合 は 、 サビ 取 り クリーム ( 1 0 0 円 の
物 で 大 丈 夫 です ) を 、
金 具 部 分に 塗って 磨 いてください 、 または 時 々 、指 の 腹 などで 拭く だけでも 、 サビ 止めの 効 果があります 。
自 然 な染 め の 茶 の 革と、ナチュラル 革 は 、サビ 止め クリームを 使 用 すると 、 その 部 分 の 革 の 色 が 濃くなってしまうので
、
クリーム は 使 用 せずに 、 靴 磨 き 用 の スポンジで 拭く だけに して 下さい 。
保 管 する場 合は 、密 封 せずに 、紙 などの 通 気 性 がある 袋 に入れるか 、袋 や 布 を カゴ の 上から フワッと かけるだけに
して下さい 。
陽 が 当たると 色 が 変わっていきます 、 直 射 日 光 などが 当 たらず 、 かつ 、 風 通し の 良い 場 所 に 置き 、
数 個 を 重ねる 場 合 は 横 に 寝かせて下さい 。
時々 、1 ~ 2 時 間 、陽 に 当てて 、革 と カゴ に 含まれている 湿 気 を 全 て 飛ばして下さい 。
朝 と 夜 は 外 気 の 湿 気 が 多くなり 、 陽 も 無い 為 、 外 に 出しっ放しにしてしまうと 水 分 を 吸ってしまいますので 、
昼 以 外 は 干しっぱなしにせず 、 必ず 室 内 の 風 通しの 良い 場 所 に 移 動してください 。
時 間 が 経つごとに どんどん 風 合いも 変わり 、 お 手 入れ に よって 味 が 出てきます 。
気が 向 いた 時 に 簡 単 に お手入れをして 、 モロッコ の 方々の ように 、1 0 年 、 2 0 年 、ご使用に なられて下さい 。
*モロッコの カゴの、仕上がり具合に ついて*
モロッコ の カゴは 、 底 から 上 に 向かって 斜 め に 編んで いく為 、 最 後 の 段 ( 一 番 上 ) に 段 差 が 出ます
。
ラフィア の 大きさや 、 編 む人 の 締め 具 合 などでも 、 高 さ が 全て 異なります 、
S サイズ の カゴ は 表 示と 2 cm くらいの 高 さ の 差 、 M サイズ は 2 ~ 3 cm 位の 差 までは 、 ご了承ください 。
羊 や、ヤ ギ の 革 は 、 最 長 部 分 が 6 0 c m 程 です 。
大 きい 羊 革 でも 、 最 長 部 分 は 9 0 c m 程 なので 、 長さを 必 要 とする デザインの バッグ は 割 高 に
なります 。
カゴ の 縁 べりに 使 う 革 も かなりの 長さが 必 要 なので 、 カゴバッグ の 縁 べり には 革 の 継 ぎ 目 が あります 。
革 を 染 める 時 は 、小さい スポンジで 、 乾 き を 待ちながら 、 何 度 も 何 度 も 重 ね 塗 りしていきます 。
粉 の 染 料 で 染 める 場 合 は 、 革 に 染 め ムラ が 残ります 。
染 料 の 濃 さ が 同じでも 、 革 が 異なると 、 染 め 上がりの 濃 さ や 、 色 味 も すこし 異なります 。
キズ の 無 い 革 は あまり 無 く 、 染 色 した 後 も 革 の キズ は そのまま 残ります 、
革 そのものに 初めからある 掠れや キズは 、 大きい キズ の 場 合 は はじきますが 、 あまり目立たない 場 合 は 、 そのまま 使います 。
革 の カットには 、 機 械 などは 使 っておらず 、 1 枚 の 革 を ひとつひとつ ハサミ で カットしているので 、
カット 面には 手 作 業 の 雰 囲 気 が 残ります 。
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